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ねんげつ

 久しぶりに通勤で電車に乗ってるときにふと気がついた。自分が旧宅で過ごした日々は、ほとんど同敷地内のその前の部屋に暮らした年数も含めれば、盛岡で暮らした日々の年月よりも長いのだ。にわかには信じがたいというかショッキングというか、ちょっと感慨深くなったりもして。
 子どもだった頃のその年数はとても長く感じられたのに、というか長いという感覚すらなくて、早く好き勝手できる年になりたいと時々思ったけれど、今現在から遡るその年数分の年月と出来事は、もうそんなに前の話だったのかと愕然とするほどにあっという間で、昨日のことまでとは言わないけれどそんなに前の出来事とはたぶん無意識のうちに認めたくないんだろう。不思議なことだけれど。
 もし自分がこの先どこか別の土地に移ったり盛岡に帰ることになったなら、旧宅とあの場所のことをどんなふうに振り返るんだろう。まだわからないけれど一つだけ確かなのはあの場所で過ごした月日が、かけがえのなかった日々だったということだ。

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