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The River / Bruce Springsteen

ザ・リバー(紙ジャケット仕様)

 友人がくれたテープを聴いていたのみで、やがてテープも伸びていつかきちんと再聴したいと思いつつ近所のTSU●YAにはこれだけが置いてなくてどうしようーと思っていた矢先にぷくちゃん氏のところでおこなわれた80年代ロック・アルバム・ベスト・セレクション投票にて堂々8位に入賞の結果。やっぱ買うべーかなーと重い腰を上げてamazonをポチ(腰上げる必要なし)。それでもほったらかしにしていたら近所で美品お手ごろ値段紙ジャケを見つけたので衝動買いをしてみたら、奇しくもその当日ルドルフさんのところで本作のエントリーがアップされていたので触発されて書いてみる次第です。

 ボスのアルバムは、といいつつ彼のことを“ボス”呼ばわりできるほど慣れ親しんでアルバムを聴いてはおらず、後年必要に迫られて何枚か聴いたことはあるけれどあまり縁のなかった人。思えば自分の周り、男子にはテープをとってくれて布教に努めていた子含めて何人かいましたが、少なくとも女子にはボズ・ファンは皆無で、おそらく自分もなんだけどロン毛のおじさんたちが吠えるのは許せても、いつしかカレの「ウリャ疾走ダー」みたいな雰囲気とはちょっと距離をおきたいというか正直生理的にダメだったところがむにゃむにゃ……

 そんなわけで本作は、布教でもらったテープを聴いても巷での認知度、刷り込みというより受け売り認識が働いてしまって、自分の中では3,4曲終わったあたりごとに気持ち的に一度小さく疲弊するところが正直ないわけじゃなかったんですが、心を入れ替えてじっくり聴いてみて、嗚呼と沁みたのはなんといっても歌詞。ここのところアルバムはダウンロードや輸入版なんかで入手するケースが多くなっているのが理由だけじゃないけれどなかなか歌詞やらライナーと向き合ってちゃんと聞くことが少なくなってしまった自分がいて、その辺反省しないといけないよなと常に思っていたのだけれど、今回改めて聴いてみて身につまされました。
 恋愛ネタも含めてひとつひとつがすごく叙情的で美しい物語がつむがれていることに改めて、というよりも初めて気がついた愚かなワタシ。聴いていて頭に浮かんできたのが画のイメージそのものは違うかも知れないけれど空気の雰囲気がエドワード・ホッパーみたいなアメリカ的な風景というのも決して不思議じゃないのかもしれないけれど感慨深く今さらながらこんなことを言うのも不心得すぎなんですがどの曲をとってもハズレがないといわれる所以なのだろうなと納得した次第です。昔大雑把に聴いたときよりもこっちも歳をとったこともあるだろうし、あとは後追いで聴いた中ではまるまでには至らなかったのだけれど一番しっくりきた記憶のあるのが「ネブラスカ」だったりしたのでそういうのもあるかもしれませんけれど。
月並みですが「ザ・リバー」の
夢は実現しなければ、まやかしなのか
あるいはもっと罪なものなんだろうか
そんな想いがあの川へと向かわせる
とうの昔に干上がったと分かっているのにあの川へ

(一応拙訳)
というくだりには今だからこそ痛い、というかぐっと突かれました。ホロリ。

やっぱり心を総入れ替えして他のアルバムじっくり聞き直さないといけないなあと改めて反省。


追記:せこいこと言うようで恐縮なんですが…
「ザ・リバー」サビの部分はない頭を絞っての自前訳です。
ライナー/邦訳にも著作権がありますし勝手に三浦さん訳を引用するわけにもいきません。
プラスわたくしにも微々たる訳者だましいがあったりするので…。
気に入っていただいて御ブログなどへお持ち帰りいただくことは冥利につきるのですけれども
できればその際には一言でもこちらへお知らせいただくなりすることを希望します。
んじゃ残りの部分も訳そうーと思えますし。
そこのところをくすぐってご理解いただけますとうれしいです。
なのでずうずうしくもこれまで入れてなかった拙訳表記を追加しました。
申し訳ないんですけどなにとぞよろしくお願いいたします。
ひらにひらに

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4コメント

ルドルフ  

ルドルフです。

> 正直生理的にダメだった

これよくわかります。男の世界ですものねー。
雑誌などからの受け売りですが、ボスの支持者は圧倒的に「男」ばかりだそうですから。アチラのコンサートでは(そういえば、まだ来日したことないですな
)、野太い声が会場にこだまするそうです。

> 月並みですが「ザ・リバー」の
> というくだりには今だからこそ痛い、というかぐっと突かれました。ホロリ。

「ザ・リバー」はちょっと重いですね。個人的には苦手な曲です。

2008/04/14 (Mon) 07:55 | EDIT | REPLY |   

mako  

ルドルフさん、

コメントTBありがとうございました。
女子が男の世界に惹かれるケースはいくつかあるかと思いますけれど、彼の場合はやっぱちと…。ただ外見以上に詩的な人と今回は思いました。わたしは根が暗いせいか(爆)重いのは平気なんですけれど、「ザ・リバー」は一番最初に聞いたときにはイントロで「長淵臭っ」と感じたものでした。我ながらアホだったと思います。
スプリングスティーンはたぶんBorn~のとき代々木に来てたような。職場のやっぱ男子がツアーパンフレット自慢げに持っていた記憶があるけど違ったかしらん。あとアコギの単独ライブみたいなのをフォーラムでやったような気がしますが、あんまりチェックしていなかったので自信なし…。

2008/04/14 (Mon) 10:03 | EDIT | REPLY |   

ルドルフ  

> あとアコギの単独ライブみたいなのをフォーラムでやったような気がしますが、

ぐはははは、
3回も来日していたらしい(滝汗)
知らんかった・・・(なんでやろ?)

2008/04/14 (Mon) 13:24 | EDIT | REPLY |   

mako  

ルドルフさん♪

誰が来日してたかなんて、気がつかない時は
ぜーんぜん気づかないもんですものね。
新聞のライブ評みて、ああ来てたんだーとか
わたしもよくありますヨ。
そういえば代々木の時にはチケット取りの電話を
強制協力させられたのを今頃思い出しました。。

2008/04/14 (Mon) 14:17 | EDIT | REPLY |   

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