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「冷血」

冷血

 これ↑は新訳本ですけれども、本棚の奥底から瀧口直太郎さん訳の旧文庫本が発掘されたので(…買った記憶がない…)ガーっと読んでしまった。ホフマンくんがアカデミー賞をもらった『カポーティ』の下敷きになってるノンフィクション小説です。最初読んでいて思い出したのはマイケル・ギルモアの「心臓を貫かれて」。そういえばちょっと細切れ気味の訳文が慣れないうちは読みにくくて、こういうの村上春樹さん訳で読みたいなーと途中で思った。村上さんはカポーティの翻訳も何冊かしていますけど。

 映画のほうは小説の製作秘話のような形で金にものをいわせて手段を選ばない取材のようなことから描かれているらしいけれど、結果としてできあがった小説は被害者、加害者であり追われるもの、追うもの周囲のものとすごく淡々と綿密に描くというか記録されてる感じ。映画は予告しかみてないので何とも言えないけれど、カポーティが入れあげていた、というか接していた犯人のふたりの片割れのほうは逆なのかと思ってたのと、担当警部は小説だともちょっとソフトな印象がありました(映画で演じてるのはクリス・クーパー)。映画の本編は秋に公開とのことですけどもたぶん劇場いってる時間がないと思うからAMAZONでDVD買っちゃおうかと傾いている次第。
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