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2014.08.26 (Tue)

『ウォー・ホース』

 2,3年ぐらい前にスピルバーグが実写映画化した元の舞台『ウォー・ホース 戦火の馬』War Horseを先週観てきました。事前に録画しておいた映画を初見して映画ならではの迫力やそれなりの感動はあったけれど、舞台もまた舞台なりの感動がありました。
 お話の基本的な流れは双方共通しているのだけれど、人物設定や細かいところで映画はちょっと変更をしたり膨らませたところもあったんですね。お父さんの過去の話や地主の関係の部分、主人公と一緒に戦場に出かける幼なじみの関係や、戦地の場面でドイツ軍の若者やフランス人の女の子のくだりなどなど。馬のジョーイを廻る人々のサイドストーリーもしっかり描いてあったんだなと。舞台はそのへんが少しスッキリしていたとはいえ、それでも十分に濃密だった気がします。
 まずなにより馬の動きがすごい。子馬の頃も成馬になっても操る人が3人ほどいるパペットなんだけれど、足から頭の動きなんて本当に生きてる馬のよう。人が操るところで感情的なものが表現できてるともいえるのかもしれないけれど、それでも作為的な物は感じられませんでした。
 戦場の場面になり敵の砲弾に倒れる馬たち。映像で観るそういった場面ももちろんツライのだけれど、馬から操者の人たちが離れていくとまるで本当に魂が抜けていくようで、舞台の上に横たわる骸に空しさや悲惨さを強く感じられたし、ジョーイが有刺鉄線を張り巡らされた戦場を駆ける場面も実写で見る以上に痛みがひしひしと伝わってくる場面でした。
 映画は1頭の馬が辿る運命であり、その馬と関わり合いを持った人々の群像ドラマを大河かつ感動的に見せていてクライマックスの連続に実際ぐっときたけれど、それに比べれば舞台は終わり方も実にシンプルでも、観ていて純粋に「戦争っていやだな」って思ったよ。そんなメッセージがダイレクトに伝わってくるような舞台でした。

IMG_0135.jpg

 カーテンコール時に撮影OKとなり写してみたものの、ぶれぶれ〜なお馬さん。

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タグ : 舞台/ミュージカルなど

18:06  |  ヒビつらつら  |  コメント(0)

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