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2015.06.19 (Fri)

『グローリー』を観た。

Selma

字幕付きできちんとみたかったので早々に劇場鑑賞。
 今の社会をキング牧師がご覧になったならなんと言うんだろう。キング牧師の演説はもちろん心を打つのだけれど、おりしも「血の日曜日」の事件からちょうど50年後の今年、かの国の状況って、果たして真の意味でどこまで変わったんだろうと思うと、言葉への感動以上に深く深くいろいろなことを考えてしまう。
 一部の人間の利害や価値観だけで、他人の基本的な権利を踏みにじるような行為がいろんな形でまかり通っているような状況というのは、かの国だけではなくこの国でも最近多くみられるように思えてならないから、日本のお客が観てもきっと響くのではないかしら。
 かの国の議会に乗り込んでいって「ぼくちゃんにも夢がある」と読み上げた輩がいるけれど、本当にその言葉が発せられた状況を分かっていたならば、はっきりいってとても恥ずかしすぎて、んなこと吐けないだろう。あまりに軽薄すぎる。ぼくちゃんにも言論の自由があるからなんでも言っちゃうもんね、とか言うのかも知れないけど。
やっぱり、人の上に立つ人というのはそれなりの人なのだよ。なにより「ちゃんとした人物」なのだ。
 もちろんキング牧師にだってスキャンダルまがいの噂はあったというし、人としての弱さを見せるなど決して「聖人然」としていたわけではなく普通の人だった一面は映画の中でも描かれている。多少のフィクション部分はあったにしても実際そうだったのだろう。でも、やっぱり人の心を動かし、行動に駆り立てられる人というのは器や資質がきちんと備わっている人だと思うし、そうあるべきだと思う。じいちゃんとうちゃんも議員やってたしーみたいな、なあなあで担ぎ上げて決められるものではない。

 最初に見たときもとても感銘を受けたのだけれど、大きな画面で観てより怒り、憤り、無力感、そして響くものがありました。デヴィッド・オイェロウォ(←発音できない、、)が本当にすばらしい。最後の演説部分はインサートが結構派手でジャマなこともあり(笑)何度でも観てかみしめたい名場面だと思う。たぶん、今年1番というかこれ以降もずっと記憶に残る作品。

King at Selma march 3

ほんもの。

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タグ : 映画

21:27  |  ヒビつらつら  |  コメント(0)

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