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2013.10.22 (Tue)

はやり言葉

 翻訳学校に通っていた頃、業界ではいわゆる大御所だった恩師がよく言ってたことの中のひとつに、字幕に「はやり言葉」は極力使わないということがありました。言葉にも賞味期間はあってそのときにはどんなに大流行している言葉でも翌年、長持ちして数年後には誰も使ってないようなことって結構ある。訳した時にはウケたりぴったりはまってるように思っても、たとえばその作品がビデオ化なり数年経ってからテレビ放映されたとして、その時観た観客なり視聴者にピンと来なかったり失笑されちゃ具合が悪いという理由。そりゃそうですよね。それに「はやり言葉」って鮮度がOKの期間でも使い方間違えるとミョーに軽薄に見える気がして。

 今年たまたま自分の担当した元原稿sに流行語大賞に選ばれた言葉が登場しました。ひとつは原語でも言葉通りの意味のことを言っていたとのことで意味的には間違いではないし普段ならそのまま使っているとは思うけれど、劇中使われていたのはわりとシリアスな場面だったし、いかにも某ドラマが終わったばかりでそんな言葉が出てきたらそっちを連想しちゃう人がたぶん多いよねーなんてことを翻訳者さんとも相談して別案にしてもらいました。
 もうひとつに関しては問答無用でNG。それはコメディだったしウケるのかもしれないけど、本来でもアウト(字幕出さない)にしてもいい「あ?」とか「え?」みたいな短い尺にわざわざ入れるまでもないし、んなところで笑いとるつもりならもうちょっと他の箇所見直してほしいわんというのもあり……。そんなわけで両方とも使わなかったわけです。
 ところが、ほかの作品で使われていた「お・も・て・な・し」字幕に爆笑したという方がいらして、非常に複雑な心境になりました。内輪ではやっぱり「ありえないー」なんて話してたんですけどね。まあ、いいんだけど。鮮度としては期間限定の部類でしょうし、自分だったらよほどでない限り、やっぱりこの先も使うつもりはないな。

 そういえばさっきのぞいたツイッターに「シャン」とはなんぞやをまとめたスレ、なるものがありました。朝の連ドラ絡みのネタなんでしょうか。テレビの「はやり言葉」とはまた違うし、再び流行るとは思えないけど、時代性もあっておもしろい話題かと思いました。そういえば元職のおじいちゃんが「メッチェン」やら「シャン」を連発してたのを思い出した。

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