FC2ブログ

おひとり様の映画のはなし

 SNS上でときどき周期的に話題になっては炎上かつ大騒ぎになるけど、女性一人で映画館で映画を観ることが特別だったり奇異な行為に分類されることがいまだにあるらしい。映画に出かけることが最強の王道デート手段と考えられていた頃というのは大昔のことと思っていたけれど、一般世の中的にはいまだにそういう頭なのだろうか。

 この間の件はベクトルがちょっと違う角度にそれてて、炎上ってか盛り上がってた記事の中身をかいつまんで言うと「女性だってひとりで映画を観たいことはある。でも、どんなに感動しても、映画が終わって一人で映画を観にきてるってことを自覚すると寂しく・哀しくなっちゃうから or 一人で観てるなんて寂しい人と思われちゃうから、劇場内に入るときは暗くなって予告が始まったら入って、帰るときは場内が明るくなる前のエンドロールのうちに外に出ちゃいましょう」ってこと。
 映画好きのうるさ方からは 案の定「エンドロールの途中でうろちょろするなんてすげー迷惑なんですけど」「映画に失礼」ガーッッってことになってて、それもまあごもっともとは言えここで記事の意図するところとはまた別の話だろう。

 この今どき「おひとり様で生きる」系の書籍が売れたり自立がどうしたみたいなことが話題になるご時世でも結局、女性一人で行動することを「他人から寂しい女と見られるかもしれない」と負い目や引け目に感じちゃうのかって思った。寂しいと思われないよう・思わないように自衛しましょうってことでしょ、この記事の場合。そう考えると何となく余計カナしい気もする。そこまで見栄張らなくてもいいのに、と。

 自分みたいな映画にもライブにも立ち食いそばにもひとりでのこのこ出かけてる無頓着人は別に気にならない。複数で出かけた方がいいだろう楽しいだろうって場所にはそのように実践しているし。そもそも彼女たちのように一人で映画に出かけることに抵抗がある人たちの理由というか言い分をきちんと分かってあげられないと思うので、自分と違う感覚の人々に対して「おっかしいんでないの」「子供じゃあるまいし」とかクソみそに腐すつもりはない。だけどその分向こうにも同じことは望みたい。 それは別に恥ずかしかったり、ましてカナしいことなんかじゃ決してないんですよと思う人間だっているんだということを。
なんにでも言えるかもしれないけどね。
関連記事