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サリエリ、汚名返上?

 サリエリといえば映画『アマデウス』でF・マーリー・エイブラハムが演じた爬虫類系のおっさん。映画の中では気持ちだけは上を目指しているのに才能が付いてゆかず、天才モーツァルトの才能をねたみ、最後は病身の彼に死の影のようにつきまとっては創作を無理強いし間接的に手を下した悲しいオヤジというイメージが頭から離れないのですけれど、そんなイタリア人作曲家で実際はウィーンの宮廷楽長として成功したアントニオ・サリエリを再評価する動きがあるのだそう。
 きっかけとなったのは、昨年12月ミラノのスカラ座のこけら落とし公演で彼の「見いだされたエウロパ」が上演されたことだそうで、見直し運動のリーダーさんによれば「サリエリは後進の指導にも熱心だった心の広い偉大な作曲家。モーツアルトを死に追いつめたという汚名を濯ぎ、彼にふさわしい尊敬を取り戻させたい」とのこと。名誉回復運動が盛り上がるにつれてそれまで訪れる人も少なかったウィーンの中央墓地にあるサリエリの墓は消えそうだった墓碑銘に金箔を張るなどあわてて修復されたのだそうですけれど、新たな観光の目玉よりも生前焦がれていた大作曲家として新たに歴史に名を残すことになるのでしょうかねー?

アマデウス
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