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マイケル・J・フォックス

 おくればせながらLarry King Liveに出演したマイケル・J・フォックスのインタビューをPodcastで見ました。3月末に2冊目の自伝『Always Looking Up』…上を向いて歩こうという感じですかね、を出版したのと、ABCのブータンの土地を訪ねたドキュメンタリー番組のプロモーション、なのかな。
CNNの記事はこちら←番組の動画も見られるようです
和訳ページ
 自らのパーキンソン病を公にして10年ぐらいが経って、その間には役者業の傍らで最初の自伝『ラッキー・マン』を出したり、パーキンソン病の研究財団を作ったり、去年一昨年の大統領選まわりでは難病治療のための研究推進を公約していた民主党候補者を支持するため、病気の症状を隠すことなく応援のCMに出演するなど、精力的に活動しているマイケルですけれども、今回の2冊目のAllwaysはそんな10年間の闘病生活(というか病気を公にしてからほぼ10年)が語られているようです。とはいえ、それがどんなに苦しいか、どんなに努力のいることかということではなく楽に構えるということを中心に、最初の本を出したとき人生や病気に対してポジティブであったり「楽観主義」と評価されたけどそもそもそれってどういうことなんだろうと自分で考えるうちに2冊目ができたとか。
Always Looking Up: The Adventures of an Incurable Optimist 
 番組のインタビューの中ではわりとラリーがかなり突っこんだ、最初に気づいたときの症状はどんなだったとか、毎日の生活で目が覚めたときにこのままずっとベッドに伏せっていたくはならないかとか、どうして自分がこんな目に遭わなくちゃならないんだとか思うことはないか、といったようなことを聞くんですけれど、それに対して自然体で応えているマイケルがすごく印象的。
 書き下ろしの文面がなく、自分の貧しきヒアリングはお恥ずかしいレベルの限度がありすぎなので、ごにょごにょとにごしてしまいますが、単に病気のことは置いといて前向き前向き!と表面的に努めてるだけでなく、29歳のときに発病してから病気のことを公表するまでには7年も時間がかかったことや、以前にはテレビで自分のかつての出演作を目にするとチャンネルをとばしたりしてたなんてことも正直に明かしてるところも、隠さず飾らずそれゆえの真摯なところが伝わってくるようでした。特にその過去の出演作云々のくだりでは同じ病を患ってるモハメド・アリの話で、たぶんドキュメンタリー映画の『かけがえのない日々』のことかしらと思ったんだけど、映画の制作者に過去のフッテージを見たアリは辛くはなかったんだろうか、どんなだったんでしょう?と尋ねたら、「いやいや、すごく喜んでみてたよ」といわれて、自分も見るようになったんだと語るところに、マイケルの出演作の数々を見て楽しませてもらったこちらとしてもぐっとくるものがありました。「病気になって以前と同じように仕事を進められないことは確かにある。でも自分と病気の関係は選択の余地のない事実だけど、それ以外のことはいくらでも選択可能なんだ」と。
 ほか、オバマさんのES細胞研究の制限解除を心から歓迎していることやブータンへの旅の話、家族の話など(とごにょごにょ)治療法の開発を待ちながら病気とうまくつきあって、彼なりにできる社会活動だったり、家族との生活を楽しんでるんだなというのが視聴者に伝わるいいインタビューだったと思います。きっとAlwaysも和訳が出るとは思うけど、読んでみたくなりました。また、「ブータンへの旅」も全米では5月7日に放映とのことですが、そのうち日本でも放映されるといいですね。


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