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彼らにとっては帰国なのかな

 拉致家族3組のうち2組の家族のお子さんたちが日本にやって来た。マスコミは「帰国」と書くけれど何となく腑に落ちなかったりする。たしかに彼らのお父さん、お母さんは拉致の被害者であるわけだから日本に戻ってくれば「帰国」にあたるけれど、彼らお子さんたちは北朝鮮で生まれ育ったわけで、故郷は向こうになるわけでしょ? そりゃ両親が拉致されていなければ日本で生まれ育っていたのかも知れないけれど、彼らが大きくなるまで普通の生活を営んでお友だちと思い出を作ってきたのは北の国になるわけで。

 両親が日本に「帰国」して以来1年7か月も子供たちは向こうで自分たちだけで暮らしてきて、その間にいろんなそれまでの価値観を覆すようなことも耳に入っただろうし、もしかして本当につらかったり嫌がらせだってうけたかも知れない。「ちょっと旅行に行ってくるから」と言って出ていった両親が、実はもう自分たちのいる北の国には帰らない、まわりが帰さない状況になってしまってお子さんたちだってすごく戸惑っただろし、今度は日本に来させられて新しい教育受けたりさせたりしたら混乱もするのではないかしら。もし両親に例えば拉致された場所に連れていかれて「お前の父さんと母さんはここから北に連れていかれたんだ」なんて聞かされたらものすごいショックを受けるんじゃないのかな。たぶんそれまで彼らだって国を信じる教育は受けてるだろうし。

 もちろん家族がひとつ屋根に暮らしていければよいと思うけれどなんだかかわいそうな気もします。それが拉致の傷跡なのかもしれないけれど。周りの人も温かく迎えてほしいと思いますが、何となく子供たちにも選択の自由を与えるというか、無理強いしてまで日本に住まわせるような風な展開にはならないといいですね。どんな形であれみんな幸せになってほしいです。

 曽我さんはほかの家族と状況が違うのはわかるけれどかわいそう。早く家族に会えて一緒に暮らせるといいですね。心からお祈りいたします。
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